りょうさんの代役としてこの用具コラムを譲ってもらいました、一年の矢田悠貴です。普段は分析班です。
せっかくいただいた機会なのでかぶってしまうところがあるかとは思いますがスパイクについて詳しく書いていければと思います。
早速ですが今回はスパイクについての基礎知識を踏まえながらメーカー紹介の流れに乗って、NewBalance編で行きたいと思います。。
NewBalance(以下NB)のスパイクは現在3サイロ(スパイクのメーカー内種類のことをサイロと呼びます)発売されていて、あと数日後に迫ったW杯でのプロモーションを狙ってNBからは2サイロがメインで出ています。
furon(フューロン)
これはNBのスピード系スパイクで陸上の短距離用スパイクにヒントを得て開発されました。
コンセプトはfurious(猛烈さ)とneutrons(中性子)から来た、『恐れを知らずに爆発的スピードでゴールへ向かうストライカー』です。
特徴としてはメッシュ素材のアッパーの快適性と陸上スパイクからヒントを得た アウトソール(スパイクの足裏のポイントがついたソール全体)の配置と剛性です。
特にアウトソールの配置はグリップ力を上げ地面をよく掴んでくれるようにできていて、グリップが効きすぎて個人的には危ないとすら思うほどです。
初代モデルはシューレースがオフセンター(けるときに当たる面積を広げるために靴紐を意図的に外側にずらした設計をすること)でキックもコンセプトでしたがいまはセンター配置で履きやすくなりました。
さらに魅力としてウィズ(足指の付け根の幅のことで主に足の横の広さを表す単位)が2段階に設定されていていろんな人が選びやすくなっています。
サディオマネ着用モデルです。
TEKELA(テケラ)
これは最近発売されたW杯向けのプロモーションの一角を担うスパイクです。
コンセプトは「誰も想像できない驚愕のスキルを持ち、一瞬の隙をつき相手DF達をかわしてゴールを狙うプレーヤー」です。
特徴的なのはシュータン(靴のベロ)の長さで違和感なく足を守ってくれます。アッパーはKinetic Stitch Embroidery Bandという糸でTPU加工されていて雨天時も滑りずらいと思います。
ソールは新型の丸スタッドなのでナイキのHG-Eソールに似ています。(個人的にはTIEMPOの人工皮革ver.のイメージです。)
このスパイクもウィズが2段階なのでいろいろな人に対応できます。
そしてここまでの二足はNew Football Lastになったので日本人が履きやすくなっています。
VISARO(ビサロ)
これはNBのコントロール系スパイクですが現在ラインナップはありません。
きっとまた発表があるので気になる方はリークサイトを見てもいいかもしれませんね。
(個人的にはレザーモデルが好きでNBの中でも群を抜くクオリティだと思っています)
今回はこのようなところでどうでしょうか。次回もお楽しみに。
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