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『人生の夏休み』#51 椿野友崇

「大学生活は人生の夏休み」

一度は聞いた事のあるセリフだと思う。自分の引退ブログはこの大学生活について、主に新一年生で部活かサークルかを迷っている人向けに書きたいと思う。

 

自分は大学に入学する前からサッカー部に入るかサークルに入るか迷っていた。とりあえず最初はサッカー部の練習に参加した。しかし、受験期で10キロ以上増えた体重では練習に全く付いていけず、きつい以外の言葉が見つからなかった。そして帰り道に大学生活で体育会の部活動は辞めておこうと決心した。その後、登山に興味があったので登山部に仮入部して山に登った。また、登山部と兼任してサークルにも入ろうと思い、フットサルサークルとサッカーサークルにも参加した。正直どちらもとても楽しかった。

 

しかし大学生活が1ヶ月くらい過ぎ、新生活にも慣れ始めた頃、あることに気づいた。それは大学生活は時間がありすぎるということである。人生の夏休みといってもこれは暇すぎるやろと思った。サークルは週1.2だし登山部は1.2ヶ月に1回だし。

 

さらに、これまでの人生を振り返ると夏休みに暇ということは無かったなと思った。小学校時代は毎日遊んでたし、中学校、高校時代は部活をやっていた。そう考えると自分には忙しい方があってるんじゃないかと思った。

また、毎日勝つために練習して、試合に勝った後のチームでの達成感をもう一度味わいたいなとも思った。

この2つの理由で5月半ばにサッカー部に入部した。予想通り最初は全く動けなかったが、毎日動くからすぐに体重は落ち、全く問題は無かった。

 

そして4年が経ち、今大学生活を振り返ると、大学1年の自分の判断は間違ってなく、サッカー部に入って良かったなと率直に感じた。学生しかいないため、サッカーだけをするわけにはいかず、分析、広報、医療、事務などたくさんの仕事がある。他にも、何でこんなに走るんだろというくらい走った時もあったし、試合時間が5分の時もあった。でも試合に勝った時は楽しかったし、何より毎日充実感があった。部活動をしたらバイトが出来ないという心配もよく聞くけど、週5で働いて月10万円以上稼げた時もあったから大丈夫だと思う。

 

長々と書いてきて何が言いたいかと言うと、もし部活かサークルどっちに入ろうか迷っている人がいたら、大学生活を1ヶ月経験してから決めて欲しいということである。1ヶ月もあれば自分が暇に耐えられるかどうかが分かると思うから。

そして、大学生活に何かが足りないなと感じたら是非サッカー部に入って欲しいです。

 

最後に。今年度は全くプレーすることなく、手術をした意味がないまま引退になりました。でも自分は大学サッカーは楽しかったです。リーグ戦も1年生の頃は全く出られないなーと思ってたけど、3年生で出ることが出来たし、サッカー以外の部の活動も思い出に残っています。

後輩に対しては頑張ってというと他人事のようだけど1部昇格目指して頑張ってください。

応援してます。