「襷」
18-19シーズン主将を務めておりました今村伸興です。
新入生は知らない人が多いとは思うけどこんな奴いたんだなくらい軽く読んでください。
まずは、この四年間同期含め、僕に関わってくれたすべての方々、本当にありがとうございました。
主将をしていた1年間で感じたことを書いていきたいと思います。
僕は主将をやった1年間毎日苦しかった
結果は出ない、やらなくてはいけないことばかり、助けてもらえないから俺がやらなくてはいけない、不平不満、やりたくてもやれないことばかり。自分の練習やプレーに集中したくてもできない。
僕は1年間サッカーを本気で楽しんでやれたことはほとんどない。けど、最初に決めた、このチームに関わる全ての人に笑顔でいてほしいという目標を必ず成し遂げるためにできることは全てやり切ったと思う。
振り返ってみたら、矛盾するのだが充実感と楽しかった気持ちが残っていました。
もちろん反省ばかりで自分のふがいなさを感じたり、もっとやれたことなんていくらでもあるとは思った。
だけどリーグ戦で勝ったり、みんながゴールを決めて全員で喜んでいる瞬間を見ると心の底からうれしかったし、この瞬間のために自分は頑張っているのだなと思っていました。
色々感じることはあるけど、もっと勝ちたかった、もっと沢山勝って皆で喜びたかった。
そして、大学生活をサッカー部に捧げてきて感じたのは
自分たちが苦しい、上手くいかない時に「楽」ではなくて「楽しい」をいかに追い求めることが出来るかどうかが大事という事です。
「楽」というのはつらいことから逃げて得られるもので
「楽しい」というのはつらいことを乗り越えて得られるものです。
どんなに練習がきつくても、どんなに試合で圧倒されていても、どんなに試合で勝てない時期が続いても、「楽」をとってしまったらそこから先には進めないと思います。
だけど、どんなに苦しくても全員が歯食いしばって乗り越えたらとてつもなく「楽しい」瞬間を迎えられます。
僕にとって「楽しい」と心から感じたのは一年生のリーグ戦最終節vs東工大、三年生前期最終節vs成蹊大であり、さっきも書いたのですが、この瞬間の為に自分はサッカー部にいるんだなと思える時間でした。
元インテル会長兼CEOのアンディ・グローブ氏の言葉を載せます。
「悪い企業は危機によって滅び、良い企業は危機を乗り越える。すばらしい企業は危機によって成長する。」
企業と部活の規模は違えど、この言葉の様にどんな困難な状況でも打開して、成長できる組織になってほしいなと思っています。
ダメな感想文みたいにとりとめのない文章になってしまいましたが、僕は首都大サッカー部が10年後20年後30年後もかっこいい組織を目指し続けていて応援したいなと思えるような組織であってほしいし、来年再来年自分が卒業した後に入ってくる子たちがいるチームがすべての都立大サッカー部関係者にとって誇れるチームであってほしいと切に願っています。
直人君、琳星君、貴晴さん達の後輩としてこのサッカー部で過ごせたことはとても誇りに思いますし、同期とのサッカー部、それ以外での時間も忘れないし、生意気な元気な後輩たちと一緒に過ごした時間も忘れません。
僕に関わってくれた全ての皆さん、4年間本当にありがとうございました。
後輩達、僕たちが受け継いだ襷をこれからも繋いで欲しい。
2021年4月
2019年シーズン主将・代表 今村伸興
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