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『夢を追う』#17MG 仲間悠衣

 始めに、この場をお借りして私のサッカー部生活を非常に有意義で、かけがえのない日々にし て下さった、全ての方に心より感謝を申し上げます。

どんな時でも優しく、面白く声をかけて下さった先輩方、

人見知りだった私をイジル、という独特な流れで引き込んでくれた同期、

会場設営などの力仕事から、細かな事務作業まで丁寧に、元気良くサポートしてくれた後輩達。

皆さんと同じチームの一員になれた事が、大学生活の宝物です。ありがとうございます。

そして、試合運営を毎週行なって下さる学連の方々、並びに盛大なご声援を送って下さる保護 者・OB,OGの方々、深くお礼申し上げます。

多くの方がグランドにいらして下さった最終戦で、これまで多くの方々に支えられていた事を感 じ、涙が溢れました。

私の部活生活は皆さんへの感謝に尽きます!!!

これからの部員へ、少しでも参考になればと思い学んだ事を振り返っているのですが、それはも う多すぎて、一つに絞れないでいます。。。

ただ一つ、全ての学びに共通している事は、 「一つの事に夢中になり、ただがむしゃらに目標を追う勇気」です。

大学生活でバイトや遊びなど多くの選択肢がある中で週5,6のキツい練習に励む選手、それを側 で支えるマネージャーの姿から、その「勇気」を学びました。

ここで言う「勇気」とは、サッカーが上手くなりたい、チームで勝ちたい、全力でサポートしたい、と いう個々の想いに対して、不安を抱かず、躊躇せず、ひたすらに突き進む強い心です。

遊んだり、怠けたりする多くの選択肢がある中で、過酷な練習に身を置き、自分を律し、努力を重 ねる姿に感銘を受けました。

私は、小さい頃から「宇宙に関わる仕事をして、国連で働きたい!」という大き過ぎる夢を持って います。沖縄の田舎町から出てきた私に、そんな事出来るはずない、と考える方がよっぽど簡単 な夢です。

これまでは、「宇宙が好きだ!」という気持ちで突き進んできましたが、いざ大学卒業後の進路を 考える時に、現実と理想の狭間に悩まされました。22歳になり、安定した仕事に就くべきか、まだ まだ夢を追い求めても良いのか、、深く悩みました。

そんな時に、私を夢へと押し進めてくれたのが、部員のその「勇気」です。

 

 相談をした同期にも、出来る限り、限界まで挑戦した方が良いと、強く背中を押されました。 ありがとう。皆のおかげで、私の今があります。

その後、大学院入試が本格的に始まり、論文作成や試験対策に追われる中で、あまり部活にも 顔を出せない日が続いてしまい、申し訳ありませんでした。本当に、迷惑ばかりかけて申し訳な かった。それなのに、いつも笑顔で応援してくれて、本当に本当にありがとうございました。

私は春から、東京大学の公共政策大学院で宇宙政策を研究します。また、欧州の宇宙機関があ り、公共政策のトップ大学であるパリ政治学院への留学も決定しました。

あの時もし、就職の道を選んでいたら、絶対に得られなかった豪華な機会です!!

これからも、サッカー部から学んだ、自分の好き!に全力で挑戦し続ける「勇気」を持って、様々 な夢を叶えていきます。

最後に、私の大好きな言葉を皆に送ります。

『迷った時はね「どっちが正しいか」なんて考えちゃダメ。 「どっちが楽しいか」で決めなさい』

          ー宇宙兄弟 シャロン博士

今後、大きな選択をする際に悩む事が多くあると思います。その時は自分の好き!を信じて、心 がワクワクする方に全力で突き進んで下さい。

サッカー部で培った、目標に向かって、日々の練習を乗り越えるその「勇気」が、将来への大きな 力になっているはずです。

最後の最後までサッカーの技術面への助言など一言もする事は出来ませんが。。笑 これからもずっと東京都立大学 体育会サッカー部を応援しています。 本当に楽しかった。ありがとうございました。